ADL
Activities of Daily Living
日常生活活動
生きていくうえで
必要な基本的動作のこと
起居動作
移動
排泄
食事
更衣
整容
入浴
コミュニケーション
・
・
・
などの活動を言います
子どもは生まれた時は
真っ白な状態でです
おっぱいを飲み
抱っこされ
話しかけられ
世界が見えるようになり
物に手が伸ばせるようになり
姿勢が変化し
いくつものいくつもの
経験を積み重ねながら
発達をしていきます
その中で
生きていくうえで
必要な活動も
様々な経験の積み重ねと
相互作用の中から
失敗と工夫を繰り返し
獲得していきます
今日は
ひこほたるで行う
ADL指導のうち
『食事』に着目します
『食事』と一言で言っても
いろいろな要素があります
お口の機能に
姿勢の機能
手指の機能に
操作の機能
距離を測る認知力に
味や固さを感じる感覚
・
・
・
などなど
それらの一つ一つが
必要な分だけ発達して
相互に絡み合い
『食事』という活動に
結びつきます
まずは
お口の機能です
細かな運動が苦手で
口腔の動きが少ないお子さん
筋肉の動きを感じにくいため
口腔がどのように動いてるのか
確認できず動きを感じにくいお子さん
スプーンの感触が苦手なお子さん
口腔の触覚が過敏なお子さん
原因は様々です
食塊の取り込み時に
口唇を上手に使えないお子さんへの
支援の例です
「ん~」のお口で食べること
写真に撮ったり
鏡を見たり
口唇にご飯粒をつけてお口で
とってもらったり
様々な工夫をして
お口の練習をしていきます
上記の写真は
ある日の
「ハンバーガー給食」
咀嚼の力が弱いお子さんや
噛みちぎることが苦手なお子さん
食材に合わせた口の開き方が
難しいお子さん
バンズに自分で具材をはさみ
ハンバーガーを作ります
自分で作ったハンバーガー
格別なハンバーガーに
かぶりつきます
次は姿勢の機能
筋力が緊張が弱く
体幹がすぐに丸まってしまうお子さん
刺激入力のため
常にソワソワユラユラしているお子さん
・
・
・
椅子の工夫をしたり
足元の工夫をしたり
すくう時に
お椀が滑るため
姿勢が崩れやすい場合は
滑り止めを敷いたり
お椀の保持が難しい場合は
お椀を変更したり
最後に
手指の機能
操作の機能
道具そのものを
使いやすいように
工夫をしたり
持ち方カードや
写真を提供し
持ち方を意識させます
個別支援の時間に
お箸の練習を行ったり
お箸の練習中のお子さんは
つまみやすい形状や大きさの
食材を準備したり
「食べること」
「自分で食べられること」
ひこほたるでの
『食事』への支援の一部
本日はご紹介させていただきました
「たべること」も
子どもの仕事!!
「ごちそうさまでした!!」
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